線維筋痛症

頭痛・顎関節症・腰痛・線維筋痛症などの筋筋膜性慢性疼痛への新しいアプローチ

線維筋痛症

薬を使わない治療法のメリット

 翼突筋除痛療法のメインは口腔に装着する治療器具です。リリカなどの薬と併用すれば相乗効果でより強い治療効果が得られますが、合う薬が無い場合や化学物質過敏症で薬が使えない場合などは、薬を全く使わずに治療することが可能です。
 線維筋痛症の患者さんたちは薬剤全般に敏感な場合が多いので、薬なしの治療法はその点でメリットがあります。
 昨年から今年にかけて、私の医院で治療をした女性の患者さんが結婚をしました。20代の方と30代の方ですが、2人共に日常生活に大きな支障をきたし仕事を続けられない状態からの回復でした。
 30代の方は私の医院にお見えになる前は、日本で最も多数の線維筋痛症患者さんを治療している病院に通院していました。薬はほとんど止めていましたが、翼突筋除痛療法と並行してその病院の診察は受けていました。結婚するにあたりその病院の医師に相談したところ、
「線維筋痛症の患者さんで結婚・出産した例が無いので、わからない」
との回答だったそうです。
 線維筋痛症では多種の薬を長期間飲み続けなくてはいけませんから、妊娠・出産に対する薬の影響を予測することが困難です。薬を使わない治療法の存在意義はこんなところにもあったのだと、今回のケースは私に教えてくれました

(2010年9月30日)