顎関節症と線維筋痛症のメカニズム3

頭痛・顎関節症・腰痛・線維筋痛症などの筋筋膜性慢性疼痛への新しいアプローチ

顎関節症と線維筋痛症のメカニズム

顎関節症と線維筋痛症のメカニズム3 原因としての口腔 

 私は別のページで示した手順で口腔の治療をして、顎関節症や、更に悪化した状態である線維筋痛症の治療をしています。なぜこのような治療が線維筋痛症に有効であるか、その理由をこれまでに明らかにされているエビデンスを基に考えてみましょう。
 私の治療法の著しい特徴は即効性です。顎の位置の誘導が終わると、ほとんど同時に症状が改善します。このことは、痛みなどの症状の主な原因は組織の損傷ではなく、中枢神経に係わるものであることを示しています。
 また、歯をかみ合わせた状態ではなく、若干浮かせた状態で効果が出ていることから、下顎の位置に関係する口腔の要素がこの反応に重要な役割をしていることも推測されます。とすると、口腔の固有感覚受容器からの信号が入力していく感覚核である三叉神経中脳路核が、重要な鍵を握っていると考えられます。