治療法の実際

頭痛・顎関節症・腰痛・線維筋痛症などの筋筋膜性慢性疼痛への新しいアプローチ

治療法の実際

 私の医院で行っている、かみ合わせの不調やあちこちの痛みなどの症状に悩む患者さんの治療法について説明します。
 一般的に保険で行われている治療に比べて、補綴の手順が複雑で驚かれることでしょう。しかし、それは安全に症状を解消するために必要な手順なのです。これほどの手間をかけないと、顎は「ずれて」しまうのです。逆に言えば、保険で行われている一般的なやり方、歯を削って、型を取って、咬合記録用のワックスを噛んで作った記録で補綴物を作って、被せると言った手順では、一定の比率で副作用が出ることは避けられないということでもあります。このような現実は、何とか早く改善されなければいけないと考えます。
 説明が長くなりそうなので、項目立てをして書いていこうと思います。項目の次に簡単な説明文を付けておきます。本文は順次アップしてゆきます。

診査
先ず始めに、現状を把握するために経過を問診し、次いで現在の症状についての診査をします。
一次診断
症状の原因を特定します。顎位のずれが原因と思われる場合は、どのように顎がずれているかを特定します。
顎位の確認
診断に従って正しい顎位に誘導して、症状が消失するかどうか確認します。スプリントに似た床装置を使います。
疼痛、不定愁訴の治療
最も重要なプロセスです。装置を使用して症状を治療して行きます。装置使用時の全身のトリガーポイントの反射を用いて調整を繰り返します。外側翼突筋への浸潤麻酔を併用することもあります。
二次診断 補綴顎位の割り出し
3のステップで決めた顎位は高さが高すぎますので、それを基に望ましい高さであり、同時に機能的に調和がとれて、更に症状がない快適な顎位を決定します。
仮補綴
上で決定した顎位で咀嚼できるように作った仮の補綴物を装着します。
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最終補綴
仮の補綴物で問題がないことを確認して、耐久性と審美性のある最終補綴物に置き換えます。
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